Local Life Academy

はじめに

こんにちは、齊藤哲彦です。これから「喜びと希望ある日常生活が世界を変える」理由をお伝えします。
私達が日常生活に喜びや希望を見出し、企業の商品やサービスの消費をなるべく抑え、ときに自然のなかで過ごしたりすると、世界が変わるはずです。私達の社会は仕事がお金を得る手段になり、生活を良くする仕事や限りある地球資源を未来の子供達に残す仕事が疎かにされています。
限りある地球資源と労力に対しお金が無制限にあり偏った配分がされるので、お金を増やす目的の企業に資源と労力が安く過剰に買われ、私達が貧しくなり未来の子供達の地球資源がなくなってしまうのです。
私達が今のまま企業の商品やサービスを消費する生活を続けると人間圏の存続期間はあと100年程だそうです。資源エネルギーを過剰に消費するのは私達の家より企業の工場やオフィスタワー、店舗などです。海洋汚染や森林消失など環境破壊を招くのは私達の生活より企業の資源採掘やプランテーション開発などです。私達は資源エネルギーをあまり消費しない生活を選択できますが、企業はお金を増やすのが目的なので収益性を下げる選択ができません。
私達がお金を増やす企業の仕事でなく、私達の生活を良くする個人の仕事を大切にし、労力を買えるお金は地球人みんなに必要なだけ配分すれば、人類は想定される100年よりずっと長く繁栄できるはずです。
政府はお金の配分を市場に任せているので、お金はより収益の高い企業に集まります。企業は資金をもとに世界中の資源と労力をできるだけ安く買い、商品やサービスを高く売って収益を上げ、株主に配当します。こうして企業に投資する金融機関のお金が増えます。
世界中の多くの企業の事実上のオーナーは銀行や投資ファンドなどの金融機関であり、いわば事実上、企業を所有するのはお金(資本)を増やすのを目的とした機関です。ですので多くの企業がお金を増やす使命を持つのが当然です。例えばウォルト・ディズニー・カンパニーのミッション・ステートメントには「私たちの最高の目標は、株主価値の創造です」とあります。多くの企業のCEOや社長の使命は株主や親会社への配当です。
多くの企業がお金を増やすことを目的とするので、企業の商品やサービスは収益性が重視され人と自然の負荷を必ず伴います。例えば石油採掘によるナイジェリアのマングローブ消失やメキシコ湾の海洋汚染、プランテーション開発によるマレーシア・ボルネオ島の森林消失や水力発電ダム建設や大豆農場開発によるブラジルの熱帯雨林消失などの環境破壊。ロイヤリティ収益を上げるため過剰に展開されるフランチャイズチェーン店郡による過剰なエネルギー消費。社員の過剰労働。生産・販売現場での非正規社員の低賃金かつ過剰労働。フランチャイズ店オーナーの過剰負担。マレーシアのアブラヤシ(パーム油)プランテーションやエクアドルのバナナプランテーション労働者の低賃金労働。コートジボアールのカカオ農園やエクアドルのバナナ農園、バングラディッシュの縫製工場などでの子供の労働などです。
お金が無制限に増えるとバブルを生み、はじけたバブルで貧困が生まれ、過剰な投資により環境が破壊され生活手段を失った人が低賃金労働者となり貧困が生まれます。企業は株主への配当が使命なので収益が上がっても賃金はさほど増やさず、むしろ他社の買収や吸収合併でリストラを進めます。例えば「ネスカフェ」などを取り扱うネスレ社の2019年純利益は1兆4000億円を超えますが、子供が働くコートジボアールのコーヒー・カカオ農園に利益が配分されることはありません。お金が増えても私達が豊かにならないのは明らかです。
限りある地球資源と労力に対しお金が無制限にあり、資本(お金)が資本を増やす仕組みが私達を貧しくしています。お金が増える仕事に資源と労力が使われ、増えたお金が集まる企業が世界中の資源と労力を買い易くなるからです。私達はお金の発行と自己増殖を抑えるべきです。
誰もが生活のためより多くのお金を得ようとするのは当然です。資本(お金)がお金を増やす仕組み(自己増殖)が問題なのです。限りある地球資源を大量に消費し、私達の貧困を生んでまでお金を増やす仕事があるのが問題なのです。
お金が必要以上に発行されないようにするには、金融機関が事実上のオーナーである企業の活動を制限するのが良い方法です。例えばテレビやインターネットで宣伝広告される企業の商品やサービスの消費をなるべく抑えるべきです。宣伝広告により販売量が増せば仕入れが安くなり収益が上がりますし、宣伝広告により店舗数を増せばロイヤリティ収益が上がります。企業の商品やサービスの価格には宣伝広告費と株主への配当が含まれています。宣伝広告と配当は資本(お金)がお金を増やす仕組みですから、私達はなるべく避けるべきです。
例えば過剰な店舗数が大量廃棄を生むコンビニ弁当を買うのでなく、お弁当づくりを楽しんだり個人経営の料理屋でランチを楽しむ。毎年大量に廃棄される衣料の買い替えをなるべく控え、服をケアして愛用する。データセンターがエネルギーを大量消費するオンラインゲームなどの利用をなるべく控え、例えばテキストベースのチェスプログラムを作りチェス盤を使って人やプログラムと対戦して遊ぶ。同じくデータセンターがエネルギーを大量消費する定額制動画配信サービスなどの利用をなるべく控え、声でつくったリズムパターンをリズムマシーンなどで再生しながらハーモニカや鍵盤楽器で即興演奏を楽しむ。株主配当も創造するアミューズメントパークなどの利用をなるべく控え、例えば公園や広場に箱を置いて少し離れた所からのサッカー・ホールインワンゲームをして遊ぶなどです。ちなみにチェスプログラムとリズムパターンづくり、サッカー・ホールインワンはそれぞれコンピュータ、音楽、サッカーの素養がとても高まる遊びです。
私達はなるべく企業の商品やサービスを利用しない楽しみを日常生活に見出し、ときに自然の近くで生活したり、お金のかからないゲームやスポーツをし、生活に必要なモノやサービスはなるべく地域の個人経営のお店や会社で買うのが、豊かな生活と資源の保存につながります。
私達が企業の商品やサービスの消費を抑え、世界中の企業の収益がほんの数パーセント減れば、配当や宣伝広告費の減額につながり、企業への投資が減り、お金(資本)の増殖を抑制できます。無制限なお金に対し有限の資源と労力の価値が高まるので私達の生活が良くなるのです。
未来の子供達に地球資源を残し豊かな生活を創るために、資源と労力が安く買われないようにする必要があります。地球人みんなで決めて、例えば国際金融機関(世界銀行やIMFなど)や債権国の受取利息を債務国の貧しい方々に配分できます。債務国の貧しい方々が企業の生産現場の低賃金労働を止め、自らの居住環境を改善したり家庭菜園づくりをすることに給付金を出すことができます。給付金による買い物で地元の市場も発展するので地域の仕事が増え生活が豊かになります。
新型コロナの影響で経済的に弱い立場や衛生的に脆弱な環境にある方々の困窮と貧困が著しい状況です。インドのニューデリーやムンバイ、インドネシアのジャカルタ、南アフリカのヨハネスブルグ、ケニアのナイロビ、ブラジルのリオやサンパウロなどスラム貧困地区は世界中あらゆる都市にあり世界で10億人以上が生活しています。スラム貧困地区のような衛生的に脆弱な環境を減らさない限り新型コロナの感染拡大を収束させることは難しいです。私達は地球人みんなで決めて、例えば債権国の債権の一部を減免し、スラム貧困地区や難民キャンプなど衛生的に脆弱な環境にいる方々が、自らの生活環境を整備することに給付金を出すことができます。新型コロナとの戦いの最前線にいるのが医療関係者やワクチン開発者の方々であり、最前線で新型コロナの脅威にさらされているのが衛生的に脆弱な環境おかれた方々です。
本編に入る前に、少しだけ自己紹介をさせて下さい。私は喜びと希望ある日常生活をつくるクリーニング会社 マルヲ商事で働いています。西暦1977年に私は銀座でクリーニング屋を営む両親を持つ父と、有楽町で料理屋を営む両親を持つ母の間に生まれました。私の両親は千葉の稲毛海岸に住み、自然豊かな環境で妹と私を健全に育ててくれました。両親のおかげで私は柏の自然豊かな環境にある高校を卒業し大学で数学を学び、システム会社とソフトウェア会社と商社に勤め、10年ほど前に両親が経営するマルヲ商事に加わりました。
私が今、最も大切にしているのは両親への恩返しと両親や社員・パートナー職員の方々の日常生活です。
日常は私達それぞれの世界そのものです。例えば猫は一生のうち7割を眠って過ごすのだそうです。いつも気持ちよく眠る猫は、人生ならぬ猫生をなんと謳歌していると思いませんか? 私達人類も猫やその他たくさんの動物や生き物のように、日常を謳歌できたら、なんて素晴らしいでしょう。
仕事の目的は本来、私達の生活を良くするためです。私達はなるべく私達の生活を良くする仕事をし、仕事より生活を優先すべきです。例えばハワイに女性が活躍する地元の常連客に人気のレストランがあるそうです。そのレストランでは生活に十分な給与が出るので、女性が自立し子育てもできるのだそうです。
マルヲ商事はそんなハワイのレストランと同様、家族と社員・パートナー職員の方々ファーストの会社です。ちなみに私のファーストミッションは会社の仕事の調整です。納期がタイトな仕事はお断りしたり、クオリティを強みに納期に余裕を持たせたり、リスクの高い仕事は無保証にしてトラブルを予防したり、家族と社員・パートナー職員の方々の生活リズムを守るのです。残業はありません。
マルヲ商事は、両親と社員・パートナー職員の方々の生活と自然を大切にします。私達が生命を維持する地球の自然が私達と未来の子供達にとって最も大切だからです。
地球の資源は有限ですので、私達は未来の子供達のために貴重な資源を残さなければなりません。マルヲ商事のドリームファクトリーでは資源エネルギーの消費を抑えるため自然乾燥とアイロン整形をしています。エアコンはほとんど使わず夏は自然風で涼を、冬は蒸気のドレインで暖をとっています。
将来は工場内の水流を利用したマイクロ水力発電や、蒸気のドレインを利用した温室菜園、水耕栽培、マイクロビオガーデン創りと、生活と自然に調和した工場を創るドリームファクトリー・アドベンチャーを構想しています。
地球はおよそ2億年で私達の銀河を一周するのだそうです。2億年後に私達人類は地球にいるでしょうか? 地球の資源は有限なので資源エネルギーを消費する社会が終わり、私達の多くは食材が豊富な自然に近いところで生活するようになるでしょう。もし自然への回帰が遅ければ、エジプトやクスコ、アンコールワットなどのように構造物だけを残して私達はいなくなっているかもしれません。
私達人類が地球で存続するには、未来の子供達に資源を残すため、資源エネルギー消費の抑制が必要です。お金の配分を市場に任せる政府を変え、お金を市民に配分すれば生活が豊かになり未来の子供達のために資源を残す余裕が生まれるでしょう。

インデックス

1.1…仕事は生活と生活環境を良くするため
1.2…自然が育んだ資源を頂いて生きる私達
1.3…お金が世界中のみんなに配分されていない
1.6…お金で資源と労力を買えるというルールが作られた
1.7…自由で豊かな生活が減り、生活にお金が必要になった
1.8…多くの企業の目的はお金を増やすこと
1.9…企業にお金が集まると私達が貧しくなる仕組み
2.1…ナチュラルライフ~資源エネルギーをあまり消費しない生活~
2.2…資源をあまり消費しない自立型再生エネルギー
2.3…多くの資源エネルギー消費を伴う企業の商品
2.3.1…多くの資源エネルギー消費を伴う衣料品
2.3.2…過剰にあるコンビニが資源の過剰消費と食品の過剰ロスを招く
3.1…企業の商品づくりに子供が働かされる
3.2…現地の環境悪化と貧困化が伴う資源の採掘と、現地の安全を脅かす資源の利権をめぐる争い
3.3…貧しい人にお金を配分する資源や兵器の国際消費税
4.1…1日3時間しか働かない国
4.2…私達の生活に不要な兵器、私達を貧しくする経済戦争
5.1…不本意な地球の状態
5.2…増える富豪と次第に貧しくなる私達
5.3…貧困者を生むバブル、私達に配分されないお金の発行
6.1…地域を豊かにする仕事を創る
6.2…市民が生活を改善する時代
7.1…地域を豊かにする仕事
7.2…オーナーが働き利益が社員に配分される会社
8.1…数学~資源エネルギーを使わない魅力的な趣味~
8.2…数学という宇宙を探索する
8.3…宣伝広告と兵器のない惑星
9.1…新型コロナの影響による飢餓の危機、経済的に弱い方々の困窮
9.2…経済的に弱い立場や衛星的に脆弱な環境におかれた人々にお金を配分する
9.3…日常生活のパラダイムシフト~フランチャイズチェーンから個人経営のお店へ~
10…文献

1.1…仕事は生活と生活環境を良くするため

いつの頃から私達の生活における企業との関わりが増えました。世界中で個人経営の商店や食堂などが減り、ショッピングモールやフランチャイズチェーンなど企業の運営する店が増えています。服や靴、家やマンション、食材や料理など、私達の生活に必要なモノやサービスの多くが企業により提供されています。
私達の生活に必要なお金が増えました。私達は多くの場合、オフィスや生産・販売現場など企業で働いてお金を得ます。オフィスや生産・販売現場などで働くことにより得るようになりました。企業で働くとき、私達の時間と労力の多くが企業の仕事に費やされています。
ただ仕事は本来、生活や生活環境をより良くすることです。仕事によって生活をより豊かにし快適に過ごすのです。仕事が私達の生活を犠牲にしたり、生活環境を悪化させるものではあってはなりませんし、仕事が地球環境に負荷をかけるものであってはなりません。
もし企業の仕事が私達の生活を良くするなら、多くの人が多くの時間と労力をかけて企業の仕事をしているのですから、私達は豊かになり未来に希望があるはずです。しかし地球では、毎年4万種の生物が絶滅し、私達人類のおよそ10人に1人、7億人以上が貧困に苦しんでいます。まるで企業の仕事が、限られた人を豊かにし、多くの人を貧しくする仕組みかのようです。
アメリカでは低所得者向け食料費補助(フードスタンプ)の受給者が4000万人近くいます。国民のおよそ8人に1人がフードスタンプを受給している状況です。日本では毎年2万人が自殺します。東日本大震災で犠牲になられた方々より多い数です。イタリアでは若者の51%が仕事に就いておらず、多くの若者が親と共に住んでいます。親元を離れる若者の平均年齢は30歳以上です。(France 24)
まるで私達の生活と仕事に企業が関わることで、競争が激化し、貧富の差が生まれ、精神的なストレスや生活苦を招いているかのようです。

1.2…自然が育んだ資源を頂いて生きる私達

ところで地球には、自然に近いところで自由で豊かな生活を送る人々も沢山います。例えば、タイやカンボジア、マレーシアやインドネシアなど東南アジアの国々の田舎の地域や島などです。自然のなかで天然素材でできた風通しの良い家に住み、近所の海で捕れる魚や森で採れる食材を使った食事をしています。南太平洋の島々にはのんびりとした生活があります。海でその日の食事となる魚を捕ったあとは、昼寝などをしてゆっくり過ごします。まさに人生を謳歌する方々です。北欧にはモノやエネルギーをなるべく消費しないシンプルライフがあります。夏の休暇はサマーハウスで森の自然に囲まれて豊かな時間を過ごします。イタリアなどの田舎の地域には、伝統的な家や商店が残る静かな町や村があり、人々が自然に近いところでスローライフを満喫するかのように過ごしています。
大切なことなのでもう一度言わせて下さい。私達の仕事は本来、生活や生活環境をより良くすることです。仕事によって生活をより豊かにし快適に過ごすのです。例えば菜園の水利を整えたり。住居の採光や空調などを整えたり。食材を採って料理したり。服を洗って快適にしたり。
私達は生活に必要な水や資材、食べ物を自然から頂いています。例えばきれいな水は山から。美味しい果物は木から。野菜は草木から。コメは稲から。魚は海から。私達の食べ物を創るのは自然です。私達は自然が育んだ食べ物を頂いて生きています。水を引いたり、果物や野菜を育てたり、魚を捕ったり、食材を料理したりして。

1.3…お金が世界中のみんなに配分されていない

地球で多くの人が貧困に苦しむ理由はいったい何でしょう? それは生活に必要なモノを得るのにお金が必要になったからです。例えば食べ物を手に入れるのにお金が必要なので、仕事をしてお金を得るようにました。仕事が得られないと貧しくなる仕組みです。
もっと根本的な問題は、お金で自然が育んだ資源と労力が買えるというルールを作られたのにも関わらず、お金が世界中のみんなに配分されていないことです。 お金で資源と労力を買えるというルールが作らてから、私達の生活が変わりました。海や森から食材が手に入る自然に近いところで自由で豊かな生活が減り、生活にお金が必要になりました。
お金が資源と労力と同じ価値を持つというのは人がきめたルールにすぎず、本当の価値は資源と労力にあります。お金を得た企業に資源と労力を買われてしまうので私達が貧しくなるのです。
お金は地球人みんなに配分されるべきです。
問題は、生活環境を自ら整え資源エネルギーをあまり消費しない生活を送る方々や、私達の生活に必要なモノやサービスを自らの労力で提供する方々などにあまりお金が配分されず、お金の多くが企業に配分されることです。企業の使命はお金を増やすことなので、企業にお金が集まると資源や労力が安く買われ貧困が生まれます。

2.1…ナチュラルライフ~資源エネルギーをあまり消費しない生活~

ソーラーバッテリーやマイクロ水力発電機、アウトドア浄水器など、自然のなかの自由で豊かな生活を便利にするテクノロジーがあります。私達はこれらのテクノロジーを使い、資源エネルギーをあまり消費しない生活ができます。
例えば海の近くや森の中のコテージとログテラスに滞在し、海で遊んだり、川で魚釣りをしたり、森を散策したり果物やキノコ採りをする。自然採光・空調のエコハウスに住み、菜園づくりや、マイクロビオガーデンを創り、水耕栽培と魚の飼育をするなど。
ナチュラルライフに対して、都会の生活は資源エネルギーを消費します。都市には送電線やガス管などの資源エネルギー消費インフラがあるからです。
都会の生活よりもさらに多くの資源エネルギーを消費するのが企業です。製造工場、プランテーション、海上輸送、流通倉庫と陸上輸送、大型ショッピングモール、フランチャイズチェーン店、オフィスタワー、データセンターなどが24時間エネルギーを消費し続けています。
ですからもし私達が、なるべく企業の商品やサービスを消費しなければ、資源エネルギーの消費を大幅に減らすことができます。

2.2…資源をあまり消費しない自立型再生エネルギー

チェルノブイリやスリーマイル島、福島の原発事故などを受け、私達は原発の安全管理が不可能であることを知りました。原発は天然ウランを消費し、核廃棄物の半永久管理という未来の人の負担も伴います。次第に原発から再生可能エネルギーへのシフトが進むでしょう。
しかし企業による大規模な太陽光・水力・風力・地熱発電は、発電施設と送電設備に多くの資源消費を伴います。
私達はなるべく資源をあまり消費しない自立型再生エネルギーの利用を増やすべきです。例えば、自然のなかの自由で豊かな生活を助けるソーラーバッテリーやマイクロ水力発電機のような。都会でもなるべく自立型再生エネルギーを活用するモノづくり工房や都市菜園ができます。

2.3…多くの資源エネルギー消費を伴う企業の商品

企業の商品の生産と輸送、販売において概してこのように資源エネルギーが消費されています。
服なら、ウズベキスタンなどで綿が栽培され…バングラディッシュなどの縫製工場で服が作られ…ショッピングモールや通販などで販売されます。
カップ麺やスナック菓子なら、マレーシアやインドネシアなどのプランテーションでアブラヤシが栽培され…食品会社でパーム油からカップ麺やスナック菓子が作られ…コンビニやスーパーマーケットチェーンなどで販売されます。
コーヒーなら、ケニアやホンジュラスなどのコーヒー農園あるいはエチオピアなどのコーヒー農家でコーヒーノキが栽培され…精製所でコーヒー豆が作られ…コンビニやコーヒーショップチェーンなどでコーヒーが提供されます。
バナナなら、エクアドルなどのバナナプランテーションでバナナが栽培され…コンビニやスーパーマーケットチェーンなどでバナナが販売されます。
チョコレートなら、ガーナやコートジボアールのカカオ農園でカカオが栽培され…食品会社でチョコレートが作られされ…コンビニやスーパーマーケットチェーンなどで販売されます。
地球の資源は有限なので、未来の子供達のために貴重な資源を残す必要があります。企業の商品が過剰に消費されると、その生産と輸送、販売に使われるエネルギーにより貴重な資源が失われてしまいます。私達は未来の子供達のために、企業の商品の消費をなるべく抑えるべきです。

2.3.1…多くの資源エネルギー消費を伴う衣料品

例えば衣料品は、生産・輸送・販売に多くの資源エネルギー消費を伴うにも関わらず、過剰に生産され廃棄される商品です。
ファストファッションの流行などで1年前の服が流行遅れになり廃棄されています。アメリカではここ20年足らずの間に、廃棄される服の量が年間700万トンから1400万トンに倍増しました。1人当たり年間44キロ捨てていることになります。(NewsWeek日本版 2016 9・20)
2000~15年の間、ファストファッションの流行により、世界の衣料品の生産量は2倍に増加しました。同じ服を着る回数は、2015年までに平均で3分の1減ったといいます。2015年に世界全体で廃棄された衣料品は、49兆円以上に相当します。(NationalGeographic日本版 2020年3月号)
さらにファストファッションは、人件費の安い地域で作られるので、多くの資源エネルギーを消費する輸送を伴います。日本の服の自給率は3%程度、アメリカやEUなども国内・域内で消費される服のほとんどを輸入しています。
未来の子供達に貴重な資源を残すため、服はなるべく愛用すべきです。先日ラジオの投稿でこんなメッセージを耳にしました。「モノはなるべく大切に使う。服もできるだけ長く愛用する。服を捨てるときは、その服を着た時の出来事を色々と思い出し、ありがとうと言ってお別れする。」

2.3.2…過剰にあるコンビニが資源の過剰消費と食品の過剰ロスを招く

日本の市街地には、コンビニから歩いて5分以内にコンビニが2店以上あります。ひとつのエリアに、同じ商品を売る店が3店以上あるのは、明らかに過剰です。
コンビニは空調や冷蔵設備などに多くのエネルギー消費を伴う店舗で、24時間365日エネルギーを消費し続けます。コンビニが過剰にあると、商品の生産と輸送に使われるエネルギーも過剰に消費され、食品ロスが過剰に発生します。
日本のお弁当屋さんの廃棄率が3%程度なのに対し、コンビニ弁当の廃棄率は10%を超えることがあるのだそうです。過剰にあるコンビニが、資源の過剰消費と食品の過剰ロスを招いています。
大切なことなのでもう一度言わせて下さい。地球の資源は有限なので、私達は資源エネルギーの消費を抑え、未来の子供達のために貴重な資源を残す必要があります。
未来の子供達に貴重な資源を残すため、私達はコンビニの利用をできるだけ控えるべきです。私達はコンビニ弁当を買う代わりに、お弁当を作りを楽しんだり、個人経営の料理店のランチを楽しんだりできます。
コンビニは、ひとつのエリアにひとつあれば便利なはずです。同じエリアに何店舗もあるコンビニを見たら、過剰な資源エネルギー消費と食品ロスが発生していることを思い出して下さい。

3.1…企業の商品づくりに子供が働かされる

企業は資金をもとに世界中の資源や労力を安く買い、商品やサービスを高く売って収益を上げ、株主に配当します。企業の商品や商品原料の生産地では、まるで植民地のように貧しい労働者とそれに子供までもが働かされています。
エクアドルのバナナプランテーションでは、8才の子供が農薬などの危険にさらされながら働かされています。(Human Rights Watch)
マレーシアのボルネオ島ではアブラヤシ・プランテーションの開発により森を失った村人達が貧困に陥りました。アブラヤシプランテーションでは、貧しい労働者の子供が農薬などの危険にさらされながら働かされています。
バングラディシュの縫製工場では、貧しい労働者に加えて子供が、蒸し暑い作業場で暗い電灯のもとで働かされています。バングラディシュでは、スラムあるいはスラムに近い環境で生活する人が人口の50%のおよそ8000万人おり、働く子供の数はおよそ200万人と推定されています。(Unisef)
ガーナやコートジボアールのカカオ農園では、ブルキナファソやトーゴ、マリなどの貧しい家庭から連れてこられた子供達が働かされています。西アフリカでは25万人を超える子供がカカオ農園で働かされているといいます。(Amnesty International)
私達の生活と生活環境を良くするためのはずの企業の商品づくりに、子供が働かされているのは最悪の事態です。

3.2…現地の環境悪化と貧困化が伴う資源の採掘と、現地の安全を脅かす資源の利権をめぐる争い

石油・資源企業は世界中で資源を採掘し収益を上げていますが、資源の採掘には環境の悪化と現地の人の貧困化が伴います。
ナイジェリアでは、石油産業の拠点にスラム貧困地域が広がっています。ニジェール川デルタ地帯の豊かなマングローブは、まるで血管のように広がる石油パイプライン敷設に伴ってよって伐採され、多くの人が生活の手段を失いました。(NationalGeographic日本版 2007年2月号)
ナイジェリアで1日200円(1.9ドル)以下で生活する極度の貧困におかれた人の数は1億人以上と推計されています。(World Poverty Clock by WORLD DATA LAB)
エクアドルでは、エクアドル住民と先住民は石油会社のシェブロン社(現テキサコ)の石油採掘による環境破壊に対し、環境訴訟を起こしました。その訴状によると、シェブロンは『1971~1992年の20年間、エクアドルの北アマゾン地域に681億リットルの有毒水を適切な処理をせずに廃棄し、600の泥だめを放置』し『6300万リットルの原油を放出』したとされています。(下山 晃著「世界商品と子供の奴隷」)
メキシコ湾では、2010年にBP社(旧ブリティッシュ・ペトロリアム)の石油掘削施設の爆発事故による原油流出で海岸が汚染され、沿岸の漁業や観光産業が壊滅的な打撃を受けました。メキシコ湾では当時、漁場の3分の1が原油に汚染され失われました。 また、資源の利権をめぐる紛争が現地の人の安全を脅かし貧困化を招いています。
石油利権をめぐる紛争のあるイラクやイエメン、リビア、南スーダンなど。石油パイプライン利権をめぐる紛争のあるアフガニスタンやシリアなど。タンタル(スマホやジェットエンジンなどに使われる希少金属)の利権をめぐる紛争のあるコンゴなど。
紛争のある地域では、生活基盤が破壊されたり、生活の安全が脅かされ、現地の人は貧困に陥り不自由な生活を強いられています。
私達の生活と生活環境を良くするために使われるべき資源が、環境破壊と資源の利権をめぐる争いにより、現地の人の生活を壊滅的な状況にするのは最悪の事態です。

3.3…資源採掘・資源紛争の犠牲になった人々にお金を配分する国際消費税

資源の利権をめぐる争いでは、政府や自治政府・民間企業などの武力行使を国際期間などが止められない状態です。石油会社・資源メジャーと政府の争いでは、ときに民間の軍事企業の兵士や現地で雇われた傭兵が使われます。
私達には何ができるでしょうか? 資源エネルギーの消費やエレクトロニクス製品の消費をなるべく抑えることで、資源の利権をめぐる争いの抑止に少なくとも貢献できるはずです。例えば飛行機の利用をなるべく控えたり、スマホの買い替えを控えるたり、長距離輸送を伴う食品の消費を控えたり、服をケアして愛用したり、24時365日エネルギーを消費し続けるコンビニの利用をなるべく控えたりするなどしてです。
また、私達は地球人みんなで決めて、例えば政府による資源や兵器の購入に国際消費税を課し、資源採掘・資源紛争の犠牲になった人々が自らの居住環境を改善したり家庭菜園づくりをすることに給付金を出すのです。給付金による買い物で地元の市場も発展するので地域の仕事が増え生活が豊かになります。
さらに例えば国際消費税で、資源採掘・資源紛争の犠牲になった人々にアウトドア浄水器やソーラーバッテリーなどを提供するのです。特に難民キャンプなどで有効な手段と考えられます。

4.1…1日3時間しか働かない国

想像して下さい。もし私達が1日3時間しか働かない国にいたとしたら。私達はきっと今よりもっと有意義な人生を送っています。
イタリアのベストセラーであるシルヴァーノ・アゴスティ著 『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』にはそんな理想の国が描かれています。
その理想の国「キルギシア」では誰もが1日3時間だけ働き、残りの21時間は人生を楽しみます。眠ったり、食事したり、大切な人と時間を共に過ごしたり。
仕事は生活にとって必要な営みです。ですからキルギシアでは誰もがやる気を持って仕事に取り組みむので短時間で終わります。
キルギシアには自然のなかの生活、人と人の交流、学び、愛、幸せ、自由などがあります。キルギシアには宣伝広告、武器、ドラッグ、試験、不幸などがありません。
キルギシアの子供たちは公園で遊びながら、公園にある様々な『学びの家』で言語や数学、医学などを自由に学びます。キルギシアの人達は1日の大半を有意義に過ごします。例えば自宅のガーデニングや菜園づくり。子供達が学ぶ公園を訪れ、子供と一緒に昼食を食べ、一緒に遊ぶ。創作をする。海や山へ行くなど。

4.2…私達の生活に不要な兵器、私達を貧しくする経済戦争

もしかすると私達は、あまり必要でないことに時間と労力をかけ過ぎているのかもしれません。
悲惨な戦争の歴史から私達は学んでいます。戦争は私達の幸せにとって明らかに不要だと。私達の生活に不要なモノは兵器であると。私達は兵器の開発や製造にかけるお金を、世界中の貧しい人々に配分すべきではないでしょうか?
私達の世界では資源の利権をめぐる紛争が続いています。石油や天然ガスなどのエネルギー資源や、タンタル(スマホやジェットエンジンなどに使われる希少金属)や金・ダイヤモンドなどの貴重鉱物など、限られた資源の利権争いです。地球の資源は有限なので、資源は分け合い、未来の子供達の分を残すのが当然なのにもかかわらず...
私達の世界では経済戦争が続いています。今日ではあらゆるモノやサービスが産業化(商品化)され、競争を繰り広げ、宣伝広告によって私達に必要以上の消費をあおっています。『1日3時間しか働かない国』のように宣伝広告がなければモノの値段は下がり、私達はもっと少ない時間の仕事で生活できるかもしれません。
企業は私達の貴重な時間と労力を、兵器の製造や資源の利権をめぐる紛争、経済戦争に使っているのです。

5.1…不本意な地球の状態

国連の報告によると、世界で飢えに苦しむ人の数はおよそ7億人と推定されています。(2020 The State of Food Security and Nutrition in the World)
世界銀行は、2020年に世界で1日200円(1.9ドル)以下で生活する極度の貧困におかれた人の数は7億2900万人に達すると推計しています。(The World Bank) とりわけ新型コロナの影響で、経済的に弱い立場や、衛生的に脆弱な環境おかれた方々の困窮が深刻です。
企業が世界中の資源を買い未来の子供達の分まで地球資源を消費し続けています。惑星科学者の松井孝典教授の著書『地球システムの崩壊』によると、私達がこれまでと同様の生活を続けると人間圏の存続時間は100年程だろうと言われています。
多くの方々が生活に困窮する一方で、将来性なく資源が消費され続ける地球の状態は明らかに私達の本意ではありません。私達は地球を健全な状態へ導くことができないのでしょうか? 今の状況の原因は何でしょうか?

5.2…増える富豪と次第に貧しくなる私達

かつてヨーロッパの国や資本家は、ローマ帝国の領土統治のような労力のかかる支配をやめ、企業による植民地支配を始めました。例えばスペインやポルトガルなどによる中南米の、イギリスやフランスなどによるに北米とアフリカの、東インド会社によるインド・ミャンマー・シンガポール・香港などの支配です。
ヨーロッパの国や資本家による企業の植民地支配において、現地の資源と労力は企業が収益を上げ資本家に配当するため使われ、富豪が生みました。
現代では世界に富豪が何万人といて、相続により増え続けています。富豪を生んだのは、企業の植民地支配をはじめ、銀行、奴隷、石油、武器・火薬、鉄道などです。植民地支配と資源や奴隷貿易などで蓄えられた資本は、財団などで保持され資産運用されて増殖し、相続により子孫に受け継がれていきます。
現代の富豪には、事業経営者より投資で配当を得る配当生活者の方が多く、相続により配当生活者の数が増え続けています。配当生活者が増えると、資産を増やす仕事、例えば財団や投資銀行、ファンドなども増えます。
投資は資産を増やす目的の、主に金融空間で行われる金融取引です。投資によって収益の高い事業にお金が集まるので、偏った経済活動が、貧富の差を生みます。例えばインドのムンバイやインドネシアのジャカルタでは、スラム貧困地区の環境に改善が見られないまま、オフィスタワーやITインフラに投資が続けられています。
また富豪だけでなく、富豪の資産を増やす仕事をする投資銀行の重役やファンドマネージャーなどは報酬が巨額なので貧富の差を広げます。映画「プリティーウーマン」や「天使のくれた時間」には投資銀行の豪華な世界が描かれています。富豪のための豪華な住宅やホテル、レストラン、リゾートなどに資源と労力が使われ過ぎると、私達の生活のための資源と労力が減り私達は貧しくなります。

5.3…貧困者を生むバブル、私達に配分されないお金の発行

アメリカのサブプライム・ローンは日本政府によるドル買いや米国債の購入をはじめ世界中から資金がウォール街に集まったことで盛況しました。犠牲となったのは住宅バブルがはじけて家を失い、負債を抱えた貧しいアメリカ市民です。
お金は金融空間で無限に増やすことができますが、お金で買える資源と労力は有限です。過剰な投資が生むバブルは必ずはじけて、会社の倒産で失業する人や負債を抱えた人など貧困者を生みます。
また、アメリカやEU、日本では中央銀行による無制限の国債買い入れ(事実上のお金の発行)が続いていますが、恩恵を授かっているのは主に自社株買いをして株価を上げる企業や、金融・不動産市場などでキャピタルゲイン(売買差益)を上げる機関投資家などです。
お金が発行されても私達の給与が変わらないので、私達に配分されないお金が発行されているのと同じです。

6.1…地域を豊かにする仕事を創る

地球を健全な方向へ導くには、お金を増やす目的の企業のオフィスや生産・販売現場で仕事をするより、できることなら地域を豊かにする仕事を創る方が良いと思います。
私達は限りある地球資源を未来の子供達に残すため、衣食住に関わる需要が地域の仕事で満たされて資源エネルギーがあまり消費されず、モノがなるべく愛用され再生利用される奥深い生活文化を創っていくべきです。
今、世界中で地域化(ローカリゼーション)が進行しつつあります。例えばニューヨークのブルックリンでは、地産地消のトレンドで近郊で採れる食材を使ったレストランが人気を集め、多くの地元のファーマーやフードベンダーが活躍しています。

6.2…市民が生活を改善する時代

イタリアではかつてダンテが儲け主義を批判しました。現在のイタリアはEUの通貨統合とユーロ危機でドイツやフランスとの間に貧富の差が生まれました。また若者の失業率が51%などイタリア国民の間にも貧富の差が生まれました。
そんなイタリアで生まれたのが市民政党の「五つ星運動」です。地方で小規模に始まった五つ星運動は、多くの市民の支持を得て連立政権を率います。
五つ星運動は、上院と下院の議員定数のおよそ3分の1にあたる、340人以上の議員を削減する国民投票の可決を実現しました。3分の1の議員削減は年間1億ユーロ(約120億円)の経費削減効果があると試算されています。
五つ星運動がモットーとするのは「もし議員が大企業から寄付を受ければ企業が議員を動かし、議員が市民に支えられば市民が議員を動かす」です。 五つ星運動は大企業からの献金を一切受け取らず、議員の任期も例外なく1人2期までとしています。(堤 未果著 「日本が売られる」)
イタリアでは市民が議員を削減し、生活を改善したのです。市民である私達が、生活を改善できる時代が来ています。イタリアで起きた改革は、世界の国々でも起こり得ます。
例えばイタリアと同じように、企業の活動が市民の貧富の差を広げる日本も、市民が生活を改善できるはずです。日本では財界により多くのお金を配分する政策が続けられ、貧しい非正規労働者と富める配当生活者のような格差が広がり続けています。日本でもイタリアのように地方の市民政党が多くの市民の支持を得て躍進し、私達の生活を改善できるはずです。

7.1…地域を豊かにする仕事

私達は貧困の解決と未来の子供達のために、資源エネルギーを大量消費する社会を変えることができます。ある地域が豊かになり資源エネルギーの消費が収まると、いずれ全ての地域が豊かになり例えばこんな仕事ができます。
●菜園や野菜の水耕栽培をレクチャーする青空マーケットの運営会社
利用者は野菜を自給でき、余った野菜は青空マーケットで売りお金が得られます。
●住まいと菜園・池を提供する工務店
菜園と池のある家が買えます。菜園には既に作物が育てられ、池にはエビや小魚がいます。購入者は住み始めた日から自給自足ができ、余った食材は近所の青空マーケットで売りお金が得られます。
●部分リフォームと同時に旅行の手配や室内清掃をするリフォーム会社
浴室・キッチンなどの部分リフォームと同時に家中をクリーンナップし、希望により家電・家具・グリーン・壁紙などのインテリアを刷新する。お客は旅行から帰ると綺麗になった自宅でくつろげる。
●インテリアワークをレクチャーする建設会社
住宅を内装なしで販売し、インテリアワークのレクチャーと部材調達をする。お客は例えば週末や休暇中のDIYで新居を完成することができる。
●ハウスクリーニングのレクチャーをする賃貸住宅
居住者は月1回ハウスクリーニングを無料で受けられる。居住者がハウスクリーニングのレクチャーを受け自ら室内を美化すると家賃が減額される。
●プライベートガーデンのある共同住宅
プライベートガーデンは日中は開放され、朝と夜間は居住者専用になる。フードトラック用のスペースがあり、日中は居住者と周辺の住民が日替わりで様々な料理や食材を買うことができる。
●アイロン整形とウォータークリーニングを提供するクリーニング店
ハイブランド向けのアイロン整形とウォータークリーニングをリーズナブルな価格で提供する。利用者は服をさっぱり清潔にできると同時に綺麗な整形で清潔感もアップさせることができる。
●料理を教えるファーマーズスクール
菜園づくりや水耕栽培、魚やエビ、鶏の飼育に加え、本格的な料理が学べるスクール。卒業すると自ら育てた食材を調理しファーマーズマーケットやフードトラックで販売することができる。
●ファーマーズ・フードトラック
近郊から仕入れた自然な食材を使った料理と弁当を提供するフードトラック。料理は注文を受けてから調理する。お客は出勤前に弁当を購入でき、帰宅前に夕食の惣菜を買うことができる。

7.2…オーナーが働き利益が社員に配分される会社

私達は、子供達の未来のためにどんな会社を創っていくべきでしょうか?
お金を増やす目的の企業が私達の生活を貧しくすることを踏まえると、私達の生活を良くするモノやサービスを提供する、オーナーが働き利益が社員に配分される会社がベストです。
マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「キャピタリズム」では、CEOが社員と共にパン工場で働くアメリカの製パン会社が紹介されています。
オーナーが働き利益が社員に配分される会社は地域とって良い会社です。オーナーの働きが生んだ価値は、会社の提供するモノやサービスを通じて顧客すなわち地域に還元され、利益は社員に分配されて地域に還元されるからです。

8.1…数学~資源エネルギーを使わない魅力的な趣味~

私達の世界は何もない{ }の集合からできている可能性があるそうです。確かに素粒子は数学的な性質のみを持つそうですし、空間は何もない{ }の集合といえそうです。
物理学者のマックス・テグマーク教授によると私達の世界は数学的な構造にあるといいます。私達の宇宙の外側にはインフレーション(空間の膨張)が続く領域があり、私達の宇宙と同じような宇宙が無数に存在します。これらをすべてを含むのが数学的な構造なのだそうです。そして創造しうる全ての数学的な構造は実在するそうです。
ということは、数学を学び数学の世界を広げることが世界を探索することに等しくなります。私達は何て素敵な趣味を見つけてしまったのでしょうか! 数学には思考空間と紙と鉛筆しか必要ありません。
ひとつ探索してみましょう。数学者の竹内外史教授によると、集合論は現代数学の全てを内部に含んでいて数の創造はこのようになされます。
何もない集合{ }を0と名付けます。そして0を含む集合{ 0 }を1と名付けます。そして0と1を含む集合 { 0, 1 }を2と名付けます。次に0と1と2を含む集合{ 0,1,2 } を3と名付けます。こうして0から始まり全ての自然数が創造でき、さらにその先に続く巨大な数が生成できます。
次に数学の創造はこのようになされます。集合の部分を集めた集合を創っていきます。例えば3すなわち{ 0, 1, 2 }の部分の集合は0, { 0 }, { 1 }, { 2 }, { 0, 1 }, { 0, 2 }, { 1, 2 }, { 0, 1, 2 }の8つですので、これらを集めた{ 0, { 0 }, { 1 }, { 2 }, { 0, 1 }, { 0, 2 }, { 1, 2 }, { 0, 1, 2 } }が3の部分の集合の集まりです。
全ての自然数1,2,3,…の部分の集合からはじめて、またその集合の部分の集合、さらにその集合の部分の集合と次々と創っていくと、現代数学で考えらる構造がすべてこのなかに含まれます。
集合の世界のなかに、実在する数学的な構造が含まれているなんて、わくわくすると思いませんか?

8.2…数学という宇宙を探索する

生命体の寿命は太陽などの恒星の寿命と比べ非常に短いので、私達は地球の歴史のほんの一瞬を生きているに過ぎません。地球が銀河を一周する2億年後も私達人類がいると誰が断言できるでしょうか? 地球は私達にとってたったひとつの貴重な生活環境です。地球がある限り、私達人類がこの地球で生き続けられるよう、未来の子供達のために限られた地球の資源を残す生活文化を創りましょう。
私達は資源エネルギーを消費する宇宙旅行をする代わりに、数学という宇宙を探索することができます。

8.3…宣伝広告と兵器のない惑星

私達のいる観測可能(交信可能)な宇宙の外には、私達と同じような宇宙が無数にある可能性があります。きっと地球に似た星も無数に存在するでしょう。
無数にある地球に似た星のなかには、きっとシルヴァーノ・アゴスティの描いた『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』のような世界があるでしょう。
その惑星は宣伝広告と兵器がなく自然あふれる素敵な惑星です。

9.1…新型コロナの影響による飢餓の危機、経済的に弱い方々の困窮

スペイン風邪が兵士の移動によって世界中に拡大したのと同様、新型コロナは旅行者などの移動によって世界中に拡大しました。
新型コロナの影響は、経済的に弱い立場や衛生的に脆弱な環境におかれた人々ほど大きなものになりました。
世界銀行は、第2次世界大戦以来の深刻な不景気が世界で1億人を極度の貧困に追いやると予測しています。(WB 2020)
国連FAO-WFPのレポートよると、緊急の食料支援を必要とする人の数は新型コロナ以前の1億5千万人から2億7千万人に増加する可能性があります。(FAO-WFP Early Warning Analysis of Acute Food Insecurity Hotspots)
緊急の食料危機が発生している国は以下の30ヵ国です。カッコ内は2020年の推定人口と、人口に対する貧困に苦しむ人々の推定割合です。(CIA The World Factbook (N/Aは調査不可))
アジア:バングラディッシュ(1億6000万 24.3% 2016 est.)・アフガニスタン(3600万 54.5% 2017 est.)
中東:イラク(3800万 23% 2014 est.)・シリア(1900万 82.5% 2014 est.)・レバノン(550万 28.6% 2004 est.)・イエメン(3000万 N/A)
アフリカ:ソマリア(1200万 N/A)・エチオピア(1億1000万 29.6% 2014 est.)・スーダン(4500万 46.5% 2009 est.)・南スーダン(1000万 66% 2015 est.)・マリ(2000万 36.1% 2005 est.)・ニジェール(2300万 45.4% 2004 est.)・ブルキナファソ(2100万 40.1% 2009 est.)・シリアレオネ(660万 70.2% 2004 est.)・リベリア(500万 54.1% 2014 est.)・ナイジェリア(2億1500万 70% 2010 est.)・カメルーン(2800万 30% 2001 est.)・中央アフリカ(600万 62% 2008 est.)・コンゴ(1億200万 63% 2014 est.)・モザンビーク(3000万 46.1% 2015 est.)・ジンバブエ(1500万 72.3% 2012 est.)
中南米:ハイチ(1100万 58.5% 2012 est.)・グァテマラ(1700万 59.3% 2014 est.)・ホンジュラス(900万 29.6% 2014 est.)・エルサルバトル(650万 32.7% 2016 est.)・ニカラグア(620万 29.6% 2015 est.)・ベネズエラ(2900万 19.7 2015 est.)・コロンビア(4900万 28% 2017 esr.)・エクアドル(1700万 21.5% 2017 est.)・ペルー(3200万 22.7% 2014 est.)
とりわけ危機的なのは内戦の続くイエメンです。紛争によって水道や医療施設などのインフラが破壊された為、イエメンの人々は新型コロナの脅威にさらされ、人口3千万のうち3分の1が飢餓の危機に直面しています。
不安を抱える環境は他にも数多くあります。<アフガニスタンやシリアなどの難民およそ1万3千人がいて焼失した難民キャンプのあるギリシャのレスボス島。南アフリカのヨハネスブルグ、ブラジルのサンパウロ、インドのムンバイ、インドネシアのジャカルタ、フィリピンのマニラなどの都市のスラム貧困地区をはじめ、衛生的に脆弱な環境にいる方々が新型コロナの脅威にさらされています。
世界中で日雇い労働者など経済的に弱い立場の人々が仕事を失い、その家族が食料危機に直面しています。ILO(国連の労働専門機関)の発表によると、新型コロナの影響で今年4月から6月の世界の総就労時間が17%減少しました。フルタイム労働者約5億人の失業に相当するといいます。

9.2…経済的に弱い立場や衛星的に脆弱な環境におかれた人々にお金を配分する

私達は、経済的に弱い立場や衛星的に脆弱な環境におかれた人々を助けるべきではないでしょうか?
経済活動が優先されていますが、経済的に弱く密で不衛生な生活環境が改善されなければ、新型コロナが収まることはありません。衛生的な生活環境を整える働きに、優先してお金を配分すべきです。
配分するお金は高額な乗り物や宿泊に課税して集めるのです。例えば1000万円以上する車やジェット機、クルーザーなどの取得、飛行機のファーストクラス、1泊100万円以上の部屋などに国際的な課税をし、世界中の衛生的に脆弱な環境におかれた方々に配分するのです。
さらにこれは人類と新型コロナの戦いなのですから、世界中の政府が軍事費の一部を世界の貧しい方々に配分すべきです。
私達みんなで決めれば、貧しい方々の生活環境がすぐに改善される可能性があります。

9.3…日常生活のパラダイムシフト~フランチャイズチェーンから個人経営のお店へ~

日常生活もパラダイムシフト(変革)が求められています。企業中心の生活が、新型コロナの影響で転換を迫られています。
水野和夫著「資本主義の終焉と歴史の危機」によると、資本の自己増殖が難しくなって以来、国境の内側や未来世代からの収奪まで起きており、豊かさを取り戻すためには「より速く、より遠くへ、より合理的に」から「よりゆっくり、より近くへ、より曖昧に」へと転じる必要があるといいます。
私達は企業のオフィス周辺だけでなく、私達の住む地域に食を始めとした生活のニーズに応え生活を豊かに彩るお店が増えると良いことに気がついています。私達が支援するのは企業の収益につながるフランチャイズチェーンでなく、優れたモノやサービスをリーズナブルな価格で提供する個人経営のお店です。

10 文献

シルヴァーノ・アゴスティ 『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』
田中優 樫田秀樹 マエキタミヤコ 『世界から貧しさをなくす30の方法』
松井孝典 『地球システムの崩壊』
堤 未果 『日本が売られる』
ジェレミー・シーブルック Jeremy Seabrook 『世界の貧困 the NO-NONSENSE guide to WORLD POVERTY』
下山 晃 「世界商品と子供の奴隷』 水野和夫 『資本主義の終焉と歴史の危機』
広瀬隆 『資本主義崩壊の首謀者たち』
マックステグマーク Max Erik Tegmark『数学的な宇宙 Our Mathematical Universe』
竹内外史 『集合とは何か』 >>インデックスに戻る